人として、生きていく難しさって・・・。

この前・・・“死”についての本を読んでみた。
『死はなぜ進化したのか』という本・・・。

この中で、セックス（生殖）についての厳密な定義が示されていた。
今の汚れた低俗な世の中では【セックス】なんていう言葉を聞いただけで嫌気を催す人も中にはいるだろう・・。
確かに、今の世の中では、【セックス】何て汚く野蛮で口にはあまり出さない隠語としてつかわれていたり、前にも述べた事がある精神的に便りが必要な病んだ人たちが【出会い系】とかで、見知らぬ人と恋に落ちていき最終段階として【セックス】つまり肉体関係になる事から、なかなか表では使われない傾向にある。

しかし、【セックス】の厳密な定義は『自分の中にある情報（DNA）を交換する』というのが厳密な定義である。

進化の過程で、原生動物（今で言うアメーバやせん毛虫）などまでに遡るが、元々原生動物から生殖が始まったのだが・・・元は勿論子孫を残したりするものだが、細胞レベルとかで言うと・・・皆さんも
学校で習った事があると思うが【遺伝】などで優性やら劣性などメンデルなどでやったことがあると思うが・・・。
その【劣性遺伝子】が登場する事で少し普通の個体から形やら違う個体が出現したりする。
そういうのを、防ごうとして、本能的に始まったのが始まりらしい。
自分の中で、分裂して増殖する方法（無性生殖）だと遺伝情報もミックスされずにそのままだが、万が一、違う個体同士がセックスをする事（有性生殖）で、そういう劣性遺伝子の出現を確率的に薄められるとしたら、どちらのほうが、良いかといったら勿論、後者の有性生殖が誰もが望む事だろう・・・。

だから、今の低俗の世の中で【セックス】なんていう言葉が使われていく事が悲しい気がする。

話が変わるが・・・・今年2003年には、DNAの解読【ヒトゲノム計画】が全て終わる予定である。（2000年には一通り解読済み。）
それは、人類にとって嬉しい事であるが、その反面悲しい事であるような事でもあると僕は思う。

◎病気などが全て遺伝子上で解読でき、藤の病と言われたものがほとんどがなくなることは、心から望んでいたこと。

◎しかし、その遺伝子情報が悲しくも違う事に使われてしまう事・・。

クローンベイビーがその例である。

確かに、クローン羊のドリーが誕生した事でやがては人間にも応用されてくるということは誰もが思っていたとおもう。

信憑性には欠けるが、欧米で《何とかムーブメント》と言う会社が記者会見を開き『私たちは、ついにクローンベイビーをこの世に誕生させた！！』と言い出したではないか・・・。

それはやってよい事なのか悪い事なのかは、僕には判断する事は出来ない・・・。

しかし、僕は、こういうクローンベイビーには、賛成してもいいと思う。

それは、事故で早くに子供の無くした親が、細胞が死ぬ間際で、子供が死ぬ間際に細胞を取り出し、保存してそれを母親の胎内から卵子を取り出し、それに組み込ませて、父親の精子と接合して、再び母親の胎内に戻すという体外受精は賛成してはいいのかなぁと僕は思う・・。

賛否両論はあると思うが・・・そういう事が、これから世の中が乱れない解決策だと僕には思う・・。

前に述べた、クローンベイビーは姿形はそっくりであっても性格的なものまで似ないと言われているが、そもそもは人間の性格の確立は、大半は育った環境が影響を及ぼすと言われいる。
それなら、事故で早死にした子供も姿形が似ていて、そして、性格も全く正反対なんて事はなく似るのではないのかと思う。

僕は、将来はそういう事で人類と動物たちを守っていきたいなと思う・・・。

みなさんは、こういう遺伝子に対してどうおもいますか！？